OLED材料とPLED材料 (カタログ217ページ)
最近の有機半導体デバイス研究は、発光ダイオード、すなわちOLED(低分子化合物を用いた発光ダイオード)およびPLED(ポリマー発光ダイオード)に着目したものが大部分を占めます。電極間に挟まれた3層の有機物層からなる最新の二重ヘテロ構造低分子OLEDの模式図を図1に示します。陰極および陽極に隣接した有機物層は、それぞれ電子移動層(ETL)および正孔移動層(HTL)です。発光層(EML)は通常、適切なホスト材料(通常はHTLまたはETLに使用するものと同じ材料)中に発光色素またはドーパントを分散させたものです。弊社では、OLEDの各層に適した製品を取り扱っております。その他の発光ドーパントと蛍光色素については、「有機エレクトロニクス」のページからご参照ください。

図1 正孔移動層(HTL)、電子移動層(ETL)、発光層(EML)および電極からなる二重ヘテロ構造を持つ有機ELデバイスの模式図
PLEDは図2に示す比較的単純な構造を持っています。PLEDの発光ポリマー(LEP)層は、溶液処理した単層のデバイスひとつで、ホスト機能、発光機能、電荷移動機能を持ち合わせています。シグマアルドリッチでは、ポリ(フェニレンビニレン)(PPV)やポリフルオレン(PFO)ポリマーなどを含むPLED研究に有用なLEPを各種取り揃えております。

図2 ポリマー発光ダイオード(PLED)の模式図。HIL=正孔注入層、通常は本質的に導電性を持つポリマー(ICP)のスピンキャスト膜
OLEDとPLEDの研究に多く用いられる無機材料(Au, ITO, LiF)と基板については「有機エレクトロニクス」のページからご参照ください。

